大分都市広域圏の魅力

　日出城の下に広がる海の底からは真水が湧き出ており、そこで育つマコガレイが大変美味だったことから、日出産マコガレイを「城下かれい」と呼びます。かつては江戸の将軍にも献上されていたほどの高級魚で、クセがなく、香味豊かなその味は多くの食通を唸らせてきました。本場・日出町の料理店に足を運び、殿様気分でご賞味していただきたい逸品です。

　日出町は、県内でも有数のハモの水揚量を誇る産地であり、高級食材として全国に出荷されています。日出町では、水揚げされたハモを生簀(いけす)に３日間入れる「活かしこみ」を実施。これによりハモ特有のくさみが抜け、味がとても良くなります。さらに、生簀の水温を低く設定しているため、身もよく引き締まります。日出のハモは日出町内の料理店などで味わえます。

　別府湾の自然の恵みである「しらす」。日出町では昔からしらす漁が盛んで、しらすを天日干しにして乾燥させた「ちりめん」は、高級ブランド「豊後別府湾ちりめん」として全国に出荷されています。天日干しをする前の茹でられた状態の「しらす」は「釜揚げしらす」と呼ばれ、「ちりめん」とは異なり、ふっくらとした食感を楽しむことができます 。「釜揚げしらす」のオススメの食べ方が、ご飯の上に豪快にぶっかけていただく「しらす丼」です。日出町内ではこの「しらす丼」を食べられるお店や、漁師直送の新鮮な「ちりめん」を販売するお店があります。