わが国では本格的な人口減少・超高齢社会の到来を迎え、定住・交流人口の確保や企業誘致を巡る県内外との都市間競争の熾烈化、消費の減少による経済活力の低下、医療・福祉等の社会保障給付費の増大とこれを支える現役世代の負担増、既存の公共施設を介した公共サービスの需給バランスの不均衡等、多方面にわたり、私たちがかつて直面したことのないような深刻な問題や課題が顕在化することが懸念されています。
こうした転換期のもと、国が提唱する「連携中枢都市圏構想」に基づき、大分市、別府市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、日出町の7市1町は、大分市を圏域の中心市として各市町の一体的かつ持続的な発展を図るため、平成28年3月29日に連携協約を締結し、「大分都市広域圏」を形成しました。また、同日に「大分都市広域圏ビジョン」を策定し、「産業」「都市機能」「住民サービス」の3つの分野に沿った具体的な施策を連携市町や産学金官民で連携しながら取り組んでいきます。